パリ五輪でカリーと共演…今後共闘する可能性をレブロンは「さっぱり分からない」
■「俺はあのチームでステフとのプレーを熱望していた」
今夏のパリオリンピックで大会5連覇を成し遂げたアメリカ代表は、超豪華メンバーを送り込んだ。レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)という引退後のバスケットボール殿堂入りが確実なスーパースタートリオが出場した。 【動画】プレーオフで何度も対戦してきたレブロンとカリー! ビッグマンではジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)とアンソニー・デイビス(レイカーズ)、バム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)が並び、バックコートとウイングにもデビン・ブッカー(サンズ)、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、ジェイソン・テイタム、ドリュー・ホリデー、デリック・ホワイト(いずれもボストン・セルティックス)、タイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)が参戦。 そのうち、レブロンはレギュラーシーズン通算4万474得点、カリーは通算3ポイントシュート成功3747本でどちらもNBA歴代トップを誇るスーパースターで、今夏の祭典で両者は念願の共演を飾ったと言っていい。 レブロンはクリーブランド・キャバリアーズ時代の2015年から2018年にかけて、4年連続でカリー率いるウォリアーズとNBAファイナルで激突したほか、2023年プレーオフのウェスタン・カンファレンス・セミファイナルでも対峙してきた。 レギュラーシーズンでも好勝負を繰り広げてきたレブロンとカリーは、10月16日(現地時間15日、日付は以下同)にネバダ州ラスベガス、19日にもウォリアーズのホームでプレシーズンゲームが組まれている。 39歳のレブロン、36歳のカリーはいずれも所属チームの看板選手。大ベテランながらリーグトップレベルを維持するスーパースターだが、もう一度同じチームで共演することはあるのかと聞かれたレブロンは「さっぱり分からない」と返答していた。 ウォリアーズ一筋16シーズン目を迎えるカリーは、今年7月に『Andscape』へ「いつも言っていることだけど、僕はずっとウォリアーでありたい。キャリアのこの時点で、その可能性はあり得ると感じている」と話していたため、この男が他チームへ移籍する可能性は皆無と言っていい。 一方のレブロンはパリ五輪の共演をこう振り返っていた。 「勝つかやられるかという雰囲気の中で、彼とついに一緒にプレーできたからものすごく楽しかった。俺はあのチームでステフと一緒にプレーすることを夢見ていたし、熱望していたんだ。最高の思い出だ。バスケットボールキャリアの中でもずっと忘れないことになるのは確かだ」 ただし、レブロンはこうも語っていた。 「このゲームでステフがやってきたことは分かっている。それに彼の球団(ウォリアーズ)、あのコミュニティ、世界中の人たちのためにやってきたこともね。彼のゲームへのアプローチやどのようにして成長を遂げたのかも分かっている。彼はファミリーマンであって、夫、父親、(デル・カリーの)息子でもある」 レブロンはカリーの現状をそう話しており、両選手の立場も理解している。彼らがNBAの同じチームで共演する日が訪れるかは分からないものの、これからもコート上の好敵手として激しい対決を続けてほしい限りだ。
BASKETBALL KING