モラハラが招く熟年離婚 相手を想う気持ちを言葉にして示すことが大事【テレビ寺子屋】
◆素直な言葉や態度を伝えることが大事
私は「離婚すればいい」とは思っていません。もちろん仕事ですけれども、うまくいくのだったらそれに越したことはないと思っています。 だから「そんなに妻のことを思っているのだったら、もっと早く優しい言葉をかけてあげたらこんな風にならなかったのに」と残念で仕方ありませんでした。 夫と妻、それぞれストロングポイントとウィークポイントがあり、お互いに補っていくのが夫婦です。 「いろいろ言葉に出さなくても分かり合っていればいい」とか、「本当の夫婦の愛というのは、深いシワの奥に住む」とか、いろんな言葉がありますけれども、ある程度自立し適度な距離感を保ち、はっきり分かるような態度や言葉で感謝の姿勢を相手に示していくことが、大切なのだと思います。
菊地幸夫:中央大学法学部卒業。元司法研修所刑事弁護教官。テレビでの法律相談やコメンテーターとしても活躍。弁護士業務の傍ら体力作りにも勤しみ、地元小学生のバレーボールチームの監督も務める。
テレビ静岡