＜ドジャース・ヤンキース＞9回、この日2つめの死球を受けるヤンキース・リゾ（AP）

　◇ワールドシリーズ第2戦　ヤンキース 2ー4 ドジャース（2024年10月26日　ロサンゼルス） 　ヤンキースは26日（日本時間27日）に敵地で行われたワールドシリーズ（WS、7回戦制）第2戦に2-4で敗れ、2連敗となった。第3戦は28日（同29日）に地元ニューヨークで行われる。 　ドジャースの先発投手・山本由伸に7回途中までソトのソロ本塁打による1安打のみ。9回にスタントンの適時打で1点を返したが、続く1死満塁の同点機を生かせなかった。先発左腕ロドンは2回にエドマン、3回にはT・ヘルナンデスとフリーマンに連続本塁打と計3発を浴び、4回途中6安打4失点で敗戦投手となった。 　今ポストシーズンでチームトップの打率.368をマークしている6番・リゾは3四死球で3度出塁も、4回の第2打席は山本のスプリットに空振り三振に倒れた。「彼は本当に良いものを持っている。彼はエレクトリック（衝撃的）だ。スプリットは違った3つの軌道を描く。そしてストライクで攻めてくる。そして落ち着いている。彼が日本で大成功を収め、今年ここでも成功を収めている理由がわかる」と分析し、「願わくば、もう一度対戦する時はアジャストしたい」と再戦を希望した。 　リゾはカブス時代の16年のWSでインディアンス（現ガーディアンズ）に対して1勝3敗から巻き返して世界一になっており、「ドジャースは本当に良いプレーをしたが、ここにいる全員の目を見るとまだ終わっていないと感じる」とネバーギブアップを強調。「月曜日（28日＝日本時間29日）に勝てば状況は変わる」とニューヨークでの第3戦が鍵と指摘した。アーロン・ブーン監督も山本を「全ての球種が良かった。フォーシームも走っていたし、カーブでタイミングを外された。スライダーとスプリットも同じだ」と評価しながらも、「長いシリーズだし、今は長いシリーズにする必要がある」と反攻を誓った。