藤井聡太竜王の午前のおやつ「どら焼」「宇治抹茶グリーンティー」（日本将棋連盟提供）

将棋の藤井聡太竜王（22）＝棋聖・名人・王位・王座・棋王・王将との7冠＝に佐々木勇気八段（30）が挑戦する第37期竜王戦七番勝負の第3局1日目が25日、京都市の世界遺産「総本山仁和寺」で指されている。 【写真】佐々木勇気八段の午前のおやつは「どら焼」「北窓　いと達風五平餅」「京都宇治玉露」（日本将棋連盟提供） 第1局は藤井竜王、第2局は佐々木八段が勝利して1勝1敗。先手が星を取り合っている。藤井竜王は年内最後の防衛戦で4連覇を目指し、達成すれば永世竜王（連続5期または通算7期以上）の資格獲得に王手をかける。佐々木八段は初のタイトル獲得を目指す。 藤井竜王にとって4年連続の仁和寺対局で過去3年全勝している。午前10時、おやつが提供された。藤井竜王は「どら焼」を注文。仁和寺対局のメニューブックなどによると「京菓師匠　笹屋伊織」が毎月20、21、22日に限定発売する銘菓。商品のサイトでは「銅鑼（どら）の上で焼いた秘伝の薄皮で、棒状に伸ばしたこしあんを巻き、竹の皮で包みました」と紹介されている。飲み物は「宇治抹茶グリーンティー」。 佐々木八段は「どら焼」と「北窓　いと達風五平餅」のダブル注文。「－五平餅」は、藤井竜王が第34期に注文して話題を呼んだ「くま最中」で知られる「御室和菓子いと達」が提供した。北窓は、京都産の白みそと京都水尾産のユズを使用したタレを餅米に塗り、炙った餅菓子という。飲み物は「京都宇治玉露」を選んだ。 両者の対戦成績は藤井竜王の5勝3敗。持ち時間は各8時間。26日夜に終局する見込み。先に4勝した方がタイトルを獲得する。