2024年前半の注目フェスから5選
今年も邦楽アーティストはもちろん、洋楽アーティストの来日公演ラッシュで、泣く泣くライヴを諦める人も多いのではないでしょうか。というか、そもそも来日していたことすら知らなかった!と後で気づく人もいるのでは、と思うほど。マメにチェックして、気付いたらその場で手帳に書き込まないと、追い切れない!というくらい凄まじいライヴスケジュールです。ロックフェスに関しても、今や全国各地で”町おこし”的に開催されており、どこに行こうかと悩む人もいるのではないでしょうか。では、今年前半に行なわれる音楽フェスをここで紹介しておきます。
「LAST FOREVER」('23)/NOISEMAKER
NOISEMAKERが地元・北海道で立ち上げたフェス『KITAKAZE ROCK FES.2024』が、今年4月10日に開催される。第一回目の2022年から2年連続で札幌芸術の森 野外ステージで行なわれていたが、今年は一旦野外を休み、Zepp Sapporoにて開催される。そこで、主催バンド・NOISEMAKERが昨年9月に出た最新作『GOLD IMPRINTS』からオープニングを飾るこの曲を紹介したい。HIDE(Gu)は鍵盤で作曲することも多く、これはまさにシンセの音色を効果的に落とした曲調だ。大きな会場でより一層映えるスケール感を備えており、ライヴでも異色の輝きを放っている。
「リカ」('23)/SIX LOUNGE
今春、我が地元・大分県にて初の野外音楽フェスが開催される。その名も『ジゴロック2024~大分“地獄極楽”ROCK FESTIVAL~』。温泉県にかけたネーミングにて、3月16日、17日と2デイズで行われることになった。大谷ノブ彦(ダイノジ)が発起人となった同フェスは既に全出演者が発表。ももいろクローバー、小室哲哉、PUFFY、岡崎体育、氣志團、東京スカパラダイスオーケストラ、HEY-SMITH、ゴールデンボンバーなどに加えて、ダイノジ、タカアンドトシらお笑い芸人も参戦し、バラエティに富んだメンツが並ぶ。その中で地元・大分在住のSIX LOUNGEも出演することになったので、この曲を取り上げたい。aikoが音楽番組ですごいと思った恋愛ソングの歌詞として紹介されるや、SNS上でも大きくバズった楽曲だ。愛情と狂気が背中合わせになった歌詞世界にどっぷり浸ってほしい。