取り違えられた2人の花嫁!? 逆境を幸せに変える、インド発ハッピーストーリー 映画『花嫁はどこへ?』
第48回トロント国際映画祭でお披露目されスタンディングオベーションを受けるなど各国の映画祭で喝采を浴びた、運命のいたずらを幸せに変える感動の物語、映画『花嫁はどこへ?』。この度、本作の本予告映像が公開された。 本作は、同じベールで顔が隠れた2人の花嫁が、花婿の家へ向かう満員列車の中で取り違えられたことからはじまる、育ちも性格も全く異なる2人の女性の想定外の人生を描く。プロデューサーは、大ヒット作『きっと、うまくいく』などで主演を務め、本国インドを中心に圧倒的な人気を誇るアーミル・カーン。自身が審査員を務めるコンテストで本作の原案となる脚本を発掘し、キラン・ラオに監督を託した。キランは監督デビュー作『ムンバイ・ダイアリーズ』でいきなりトロント国際映画祭プレミア上映の栄誉を受け、ムンバイ映画祭の理事を務めるなどインド映画界を担う逸材。これまで共に数々のヒット作を生み出してきた2人がタッグを組んだ。 慣習に従い決められた道を歩んできたが、自らの足で未来へと踏み出そうとするプールを演じたのは、子役から活躍しインドでインフルエンサーとしても大人気のニターンシー・ゴーエル。向上心に燃えて広い世界を目指そうとする一方で、弱い立場の人々や傷ついた人を温かく励ますジャヤには新鋭プラティバー・ランター。そして2人の間で運命のいたずらに翻弄される純粋で愛情深いディーパクを演じたのは、アーミル・カーンに才能を見いだされたスパルシュ・シュリーワースタウ。オーディションによって抜擢されたライジングスターたちの競演にも期待が高まる。 この度公開された本予告映像は、結婚式を終え笑顔でいっぱいの花婿ディーパクが、愛する花嫁を村に連れて帰ってきた場面から始まる。しかし赤いベールをとった花嫁はなんと別人だった。動揺するディーパクに「前代未聞だ!」と村は大騒ぎ。その頃、ディーパクに置いて行かれた花嫁プールは、帰りたいのに家が分からず、降りた駅のホームをさまよっていた。一方、ディーパクに連れてこられた花嫁ジャヤは、なぜか帰ろうとせず、警察の捜査にも協力的とは言えないその態度に、「怪しい女だ」と警官も疑い始める。「僕の花嫁はどこにいるんだ!」と翻弄されるディーパクだったが、この運命のいたずらが、新しい出会いを導き、プールは助けてくれた屋台の女主人の勧めで店を手伝いはじめ、ジャヤはある本音を語りだす。 「プロデューサーのアーミル・カーンが見つけた脚本の映画化を自分に託してくれたことが嬉しかった」と語るキラン・ラオ監督は、本作の中で「多様な女性像と彼女たちそれぞれの経験を描くことに注力した」と振り返る。そして、「私たちは、女性が野心的であろうとなかろうと、自分の人生をどう生きたいかを選択する自由を持つことが大切だというメッセージを伝えたかったのです」と語る。 映画『花嫁はどこへ?』は、2024年10月4日(金)より全国公開。
otocoto編集部