東京の高校生8人が看護体験 亀田医療大との連携事業で 鴨川(千葉県)
鴨川市の亀田医療大学と包括連携協定を結んでいる、東京都の神田女学園中学校高等学校の高校1年生8人が、2泊3日の日程で同大と亀田メディカルセンターを訪問した。生徒らは、看護体験や、病院と大学の見学などを通して、医療系の仕事について理解を深めた。 高校から大学への円滑な教育接続を目指し、2023年に同協定を締結。訪問プログラムは2回目で、看護師など医療系への進学を目指す生徒が訪れた。 病院では、救命救急センターや一般病棟などを見学。病院と大学でそれぞれ看護体験に取り組み、大学では、全身浴のできない患者の足を清潔にしてリラックス効果も得られる「足浴」を先輩学生と一緒に行った。大学内のさまざまな施設も見学し、模擬授業を受けた他、グループディスカッションで看護師の仕事について考えを深め、進路選択の参考にしていた。 生徒たちは「足浴では、とても分かりやすく、優しく教えてくださったことが印象的だった」「大学の実習室と病院の造りが似ていて、学ぶ環境が整っていた」「看護師になってからの知識や体験だけでなく、看護師を目指す上で必要なことも学べたのが良かった」などと話していた。