海外旅行保険の適用範囲「よく知らない…」FPが考える、万が一に頼りになる保障の役割
【旅先の不安…】海外旅行中に体調不良となったら、どんなサポートが必要?
同調査の「旅行中に健康問題が発生した時、どんなサポートや情報が必要ですか?」という質問に寄せられた回答は、以下の通りでした。 ・旅行保険の利用方法:132名 ・病院の外国語サポート体制:87名 ・病院に必要な持ち物(手続き方法):68名 ・医療費の目安:51名 ・帰国日の変更手続き:38名 異国で医療行為を受けるというだけで、言語の壁だけでなく治療薬や費用など、不安要素が多数挙げられるでしょう。 そうした万が一に備える意味でも、旅行保険は有意義であるといえます。 次の章からは、海外旅行保険のそもそもの定義や加入の必要性について解説していきます。
そもそも「海外旅行保険」では、たとえばどんな内容に対応してくれるの?
海外旅行保険とは、旅行の間に被る可能性があるリスクに備える保険のこと。 各保険会社が提供するサービス内容に若干の違いはありますが、外務省のホームページでは下記のようなサービスが挙げられています。 ・病気やケガ(交通事故など)をされたとき診療費、入院費、緊急移送費など治療に必要な交通費や通訳雇入費用など入院後、通常の旅程に復帰するため、帰国するための交通費救援者(家族等)の渡航、宿泊費用 ・盗難や偶然の事故により携行品が損害を受けたとき各保険会社の定める範囲内での金銭補償 ・旅行中にあやまって他人にケガをさせたとき(他人のモノを壊したとき)法律上の賠償責任を負った場合、その損害賠償金(賠償責任保険金額を限度) 出所:外務省「海外安全ホームページ - 海外旅行保険加入のおすすめ」 詳しい保険内容については、海外旅行保険を取り扱う保険会社・カード会社に問い合わせてみてください。 万全の注意を払っていても、異国の地で事件や事故に巻き込まれる可能性は決してないとは限りません。車や自転車などの交通事故に巻き込まれてしまう可能性もあります。 また、たとえ健康に十分な自信があっても、日本と違う環境でのストレスや疲労から思いがけない病気をもらってしまうかもわからないものです。 こうした予期できないトラブルに備え、多額の損害を被ってしまう不安を払拭するためにも海外旅行保険への加入を検討するのはよいかもしれません。 次の章では、保険加入への義務付け有無について確認していきます。