FC東京・DF中村帆高、町田に完全移籍へ 2020年に明大から加入、最近2シーズンはけがも…新天地で再起へ
FC東京のDF中村帆高(27)が町田に完全移籍することが23日、決定的となった。複数の関係者によると、交渉は大詰めを迎えている。 中村は2020年に明大からFC東京に加入すると、高い対人能力と豊富な運動量で1年目から右サイドバック(SB)を担った。 最近2シーズンは度重なるけがに悩まされ、昨年4月には右アキレス腱(けん)を断裂。復活を懸けた今季も4月に左太もも肉離れを負い、再び戦列を離れた。その後復帰し、リーグ19試合に出場したが、本調子でプレーできた試合は限られていた。乱高下する心と体を維持することは想像以上に難しく、本人も「プロ入り後、最も難しいシーズンになった」と吐露していた。 大学時代は現在の日本代表をけん引する現ブライトンの三笘薫(筑波大)を封じ、エースキラーとして鳴らしてきた。町田は、その対人能力を高く評価しているという。脂が乗る二十代後半に差しかかり、ここから選手として最盛期を迎える。このタイミングで環境を変え、新天地で再起を図ることとなった。
中日スポーツ