夫の定年後、年金と貯金で暮らすのは「普通」ではないのでしょうか?これまで老後のために頑張ってきたのに周りから「余裕があるのね」とよく言われます…
年金と貯金だけで暮らしていくなら、最低でも2500万円の貯金があった方がいい
2023年の調査時点で、収入源が年金のみで生活している高齢者世帯は全体の約4割です。そのため、年金と貯金だけで暮らしていくことは不可能ではないでしょう。 しかし、平均的な年金受給額では月7万円ほど不足するため、現役時代にしっかり貯金しておかなければなりません。例えば、平均寿命まで生きた場合は2000万円程度を貯金で補う必要があります。さらに、病院代などがかかる可能性も考えると、最低でも2500万円は準備をしておくと安心でしょう。 また、生活水準も支給される年金額も人によって異なるため、必ずしも年金と貯金だけで生活できる方に「余裕がある」とは限りません。老後に趣味をとことん楽しみたい方や旅行にたくさん行きたい方は、いくら貯金があっても足りない可能性もあります。 老後の過ごし方はさまざまですが、年金と貯金だけで暮らしていくのであれば、しっかり貯金しておきましょう。 出典 厚生労働省 2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況(11ページ) 令和5年簡易生命表の概況(2ページ) 総務省統計局 労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果の概要(6ページ) 家計調査報告[貯蓄・負債編)2023年(令和5年)平均結果の概要(二人以上の世帯)(10ページ) 政府統計の総合窓口(e-stat)家計調査(2023年) 家計収支編 総世帯 表番号1 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部