CY賞左腕カイケル、ロッテ移籍後初登板は5回2失点 修正力発揮し2回以降は無安打投球
◆ アストロズ時代の2015年に最多勝&CY賞獲得 ロッテに新加入したダラス・カイケル投手(36)が17日、敵地・みずほPayPayでのソフトバンク戦で来日初登板初先発。初回に2点を失ったものの2回以降はノーヒット投球を披露し、5回3安打2失点の好投でマウンドを降りた。 メジャー通算103勝をマークし、ア・リーグ最多の20勝を挙げたアストロズ時代の2015年はサイ・ヤング(CY)賞を獲得。7月30日にロッテ入団が発表され、この日が来日初登板となった。 その初回、一死から2番・今宮に左越え二塁打を許すと、続く柳町には中前適時打を浴び来日初失点。なおも一死二塁で4番・山川には右中間突破の適時二塁打を許し2点目を失った。 立ち上がりはボールが真ん中に集まりいきなり3連打を浴びたものの、2回以降は修正力を発揮し尻上がりの好投。2-2の同点で迎えた5回は先頭打者に四球を許したが、一死二塁で1番・佐藤直を二ゴロ、二死三塁で続く今宮は中飛に退けゼロを刻んだ。 ロッテでのデビュー戦は5回73球、3安打2失点、3奪三振2四球の内容でお役御免。同点時に降板したため来日初白星の権利は得られなかったものの、メジャー通算103勝の実力を披露し今後への期待を抱かせた。
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