安全性は大丈夫? オフロードヘルメットを原付やSSモデルなどでも被っていいものか?
オフロード用のヘルメットって、どのバイクにも使っていいの?
バイク用のヘルメットは大きく4種類に分けられます。まず顔全体をカバーするフルフェイスヘルメット、あごの部分がないジェットヘルメット、帽子のように頭頂部を中心にガードするハーフヘルメット。これら3種類は、排気量や車種によって使われる傾向にへだたりがあるものの、一般的に幅広く利用されているヘルメットといえます。 【画像】オフロード用のヘルメットの使用方法を画像で見る(10枚)
そして残りのひとつが、「オフロードヘルメット」。その名のとおりオフロード車用に開発されたヘルメットなので、ネイキッドバイクやスクーターなどに乗っている一般のライダーには、あまり馴染みのないヘルメットかもしれません。 オフロードヘルメットは、他のヘルメットにはない特徴があります。通常のバイク用ヘルメットは、風の抵抗をなくすため出っ張りの少ない丸みをおびた形状が主流です。一方、オフロードヘルメットは、前頭部に長く伸びたバイザーが装備してあり、前を走るバイクが巻き上げた泥や砂などから目元を守る役割があります。 また、チンガードと呼ばれる口元が前に長く伸びた形状になっているのも特徴。オフロード走行は運動量が多く激しいライディングになりやすいため、呼吸のしやすさを考慮して前方に突き出た形をしています。
なお、本格的なオフロードヘルメットになるとシールドの装備がなく、眼を保護するゴーグルをヘルメットを被ったまま装着できるように作られています。これは、オフロードのスポーツ走行で泥やホコリが巻き上げられた時に、シールドよりもゴーグルのほうが対処しやすく、帽体内に熱気がこもりにくいというのが理由です。 そんな、オフロード走行に特化したオフロードヘルメットですが、バイクに乗り始めようとしているけど、手元にオフロードヘルメットしかないという人もいるかもしれません。
どのバイクに乗る場合でもオフロードヘルメットを被って公道を走行してもよいのか
オフロードヘルメットは、安全性は十分に確保されており、公道を走行する時の使用も法律上で認められています。そのため、車種に関係なく大型車から原付まで、どのバイクで使っても問題ありません。