KARA出身ハラさん、実兄が申請した「ク・ハラ法」が成立の見込み
ク・ハラさんの実兄によって請願された「ク・ハラ法」の成立が、目前に迫った。 本日(27日)韓国では、国会法制司法委員会による与野党合意の法案審査小委員会が開かれ、「ク・ハラ法」がこれを通過した。明日(28日)の本会議を経て、正式に議決される見通しだ。 【関連】5月には約3年ぶりの進展を見せた「ク・ハラ法」 「ク・ハラ法」は、子供に対する養育義務を怠った相続人の相続権をはく奪するという民法改定案だ。相続人となるべき者が、未成年者の被相続人(故人)に対して重大な扶養義務の違反をした場合、被相続人またはその配偶者、直系卑属に対して重大な犯罪行為や不当な待遇(虐待など)を行った場合でも相続権の喪失を宣告できるものとする。 今回、同法案が法案審査小委員会を通過する決定打となったのは、4月に行われた憲法裁判所の判決だ。憲法裁判所は当時、「故人の意思にかかわらず、一定以上の相続額を保障する遺留分制度は違憲である」との判断を下した。 「ク・ハラ法」は、2019年に死去したハラさんの実兄であるク・ホイン氏が請願したものだ。彼は「ハラさんの実母は、私たち兄妹が幼い頃に家出をして20年間にわたり音信不通だった。しかし、実母は彼女が死去した後に財産の半分を要求した」と主張した。 ク・ホイン氏による請願当時、同法案は10万人の同意を得て国会所管の常任委員会である法制司法委員会の議題に上がった。しかし、これは本会議に進むことなく、第20代国会の会期満了により自動廃棄された。その後、法務部は2022年6月に関連法案を改めて国会に提出。「ク・ハラ法」は約2年2ヶ月の時を経て、このたび本会議を通過する見通しだ。
クァク・ミョンドン