カネを使いまくったのは? 欧州、夏の移籍金総支出ランキング7位。王座奪還へ本気! 2人だけで160億円以上の投資
欧州5大リーグの夏の移籍市場が閉幕した。今年も多くの選手たちが活躍の場を求めて新天地を目指したが、その中には巨額の移籍金でサッカー界の話題を集めた「ビッグディール」も。今夏の移籍ウィンドーで活発に動き、最も多くの資金を投じたクラブはどこだろうか。今回は夏の移籍市場における各クラブの総支出額をランキング形式で紹介する。 ※情報は9月3日時点。各クラブの移籍に係る支出額はデータサイト『Transfermarkt』を参照。なお、文中の獲得選手数は、今季より自前のアカデミーからトップチームに昇格した選手を除いている。
7位:ユベントス(セリエA/イタリア)
総支出額:1億6280万ユーロ(約260億4800万円) 移籍金最高額:トゥーン・コープマイネルス(5470万ユーロ/約87億5200万円) ユベントスは史上初のセリエA9連覇を達成した19/20シーズン以降、スクデットを獲得できていない。 そこでクラブは今夏にスカッドの大改革に踏み切った。これまでクラブを支えてきたGKヴォイチェフ・シュチェスニー(引退)やMFアレックス・サンドロ、MFアドリアン・ラビオら多くの主力選手がチームを去り、新たな指揮官として昨季ボローニャをUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に導いたチアゴ・モッタを招へいしている。 今夏の移籍市場では、総額1億6280万ユーロ(約260億4800万円)をつぎ込んで戦力を補強した。完全移籍で獲得したのは4人と少なめだが、粒ぞろいの実力者たちだ。最も高額な移籍金を要したのはMFトゥーン・コープマイネルスの獲得だが、アストン・ヴィラから加入したMFドウグラス・ルイスの移籍金(5150万ユーロ/約82億4000万円)もなかなかの金額。2選手で今夏の総支出額の6割以上を占めている。 また、ヴェローナからDFフアン・カバルを、ニース(フランス)から23歳の俊英ケフラン・テュラムを完全移籍で獲得している。特にK・テュラムは兄マルクス・テュラムが現在インテルでプレーしているため、イタリアの地で兄弟対決が実現することになる。兄弟対決が、そのままインテルとユベントスの優勝争いに発展することを期待したい。 その他にも期限付き移籍によって、ポルト(ポルトガル)からFWフランシスコ・コンセイソン、フィオレンティーナからFWニコラス・ゴンサレス、ミランからDFピエール・カルル、さらにモンツァからGKミケーレ・ディ・グレゴリオが白と黒のユニフォームに袖を通している。気鋭の監督に率いられた新生ユベントスは、絶対王者の座に返り咲くことができるだろうか。
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