マイホーム購入で夫婦ゲンカが勃発! 住宅選びで夫婦の意見が食い違った時の対処法
こんにちは。オンライン建築士として活動しているともです。 普段は間取りのセカンドオピニオンやカウンセリングなどを通して家づくりのサポートをしている私ですが、よく相談が来る内容の一つに「夫婦で意見が割れて決めることが出来ない」です。 【内装を見る】アイデアがいっぱい…建築士夫婦が注文住宅を建てずに、購入した建売住宅
以前Instagramで「家づくり中の夫婦仲はどうだった?」というアンケートに関しても「家づくり以前よりも言い争いが増えた」と回答した方も多かったです。 「家づくり」をいう人生での大きなイベントを通して、夫婦仲が悪化するなんてとても悲しいことです。むしろ、家づくりを通して今まで以上に夫婦の絆は強くなるはずだと思っています。私たち建築士夫婦の住宅購入のエピソードをヒントに「家族の幸せを叶える家づくりのコツ」をお伝えします。
「正反対の実家」で子供時代を過ごした建築士夫婦
私たち夫婦は「建築士」という共通点はありつつも、実は全く異なる家庭環境で育ってきました。特にお互いの「実家」は、ある意味で正反対の住まいです。そんな実家で過ごした子供時代は、私と夫の人生観に大きく影響を与えています。
「20坪未満の中古マンション」で育った私
正直な話、子供の頃は友人を自分の家に呼ぶことが恥ずかしかったです。一戸建てに住む友人が多かったのもありますが、中古の家ということもあり、幼いなりに「新しい」「広い」「キレイ」ということへの特別な想いがあったからこその「実家への恥ずかしさ」がありました。 自分の家への劣等感を感じる一方で、その中古マンションに引っ越して以降、家族で出かけることが多くなった気がしました。子供の頃はあまり深く考えていなかったですが、親になった今だからわかったことがあります。私の親が大切にしていたことは「無理のない住宅を購入する」ということ。住居費を抑えたことで、国内から海外までいろんなところに連れて行ってもらいました。両親が旅行やお出かけ好きであったことも理由の一つですが、親として「経験」というものに対しての優先順位が高かったのかもしれません。