【NBA】なぜブロニー・ジェームズはレイカーズで成功できるか? レブロン息子にとって理想的となる4つの理由
ブロニーに必要な明快な役割を与えられるレイカーズ
ブロニーが自分でショットをつくり出し、得点を量産する選手になることはないだろう。それよりも、スクランブルの守備をアタックできる際に正しくプレイを読めるような、2番手の役割を担うようになるはずだ。 レイカーズはそのために最適なチームだろう。すでにレブロンとアンソニー・デイビスという、アドバンテージをつくり出せる選手たちがいる。彼らが守備の注意を引きつけた時に、ブロニーはボールを持ち、オープンな3Pを放ったり、クローズアウトに対してアタックすることができる。 ブロニーはドリブルからまずまずのフィニッシャーになれ、パスのビジョンも優れている。ボールを持つたびに適切なプレイをする利他的な選手だ。 また、ブロニーはカッターとしても優秀で、レディックによる新たな攻撃でうまく機能するはずだ。新指揮官と自然にフィットするだろう。
ボールに対する厳しい守備が可能なブロニー
ブロニーは守備の面で足跡を残せるだろう。ウィングスパンが6フィート7.25インチ(約205センチ)と、そのための武器もまずまずだ。 加えて、ブロニーは守備の技術が素晴らしい。スクリーンに対する駆け引きが巧みで、210ポンド(約95キロ)と屈強な体格を持ち、奮闘ぶりが卓越している。いるべき場所を理解しており、先読みができ、多くのディフレクションやスティールが可能だ。手業が優れており、すぐにプロでも発揮できるだろう。 今季のレイカーズはデイビスとレブロンが支える守備は良かったものの、プレイオフではディアンジェロ・ラッセルのペリメーターでの守備が弱点となった。オースティン・リーブスはOKだったが、ストッパーではない。 対戦相手がレイカーズのほかのガードを狙い始めた時に、ブロニーは状況に応じて役立つ可能性がある。
ブロニーはレイカーズでトランジションを活用可能
ブロニーの最も優れたスキルのひとつは、オープンな中でのパス能力だ。そういった場面でうまくコートを見渡しており、加えて身体能力も生かせる。アウトレットパスも素晴らしく、チームのトランジション攻撃を後押しするだろう。 レイカーズはすでにトランジションが素晴らしいチームだ。『Cleaning the Glass』によれば、トランジションの頻度はリーグ4位で、トランジションから加えた得点は同3位だった。来季は速攻からレブロンとブロニーが互いにお膳立てするハイライトが見られるかもしれない。 ブロニーのポテンシャルを真剣に受け止めている人は多くない。だが、彼の味方となるようなことは多いのだ。NBAで成功するだけのチャンスはそれだけある。
Stephen Noh、坂東実藍 Miran Bando