【カビ対策】ゴシゴシはNG!?意外と知らないお風呂のカビの正しいお掃除法
こまめにお掃除していても、気づくと生えているイヤ~なカビ。「なんとかしなくちゃ!」と、ゴシゴシこすっていませんか? じつは、カビをこするのは逆効果なんです。 【画像】【カビ対策】ゴシゴシはNG!?意外と知らないお風呂のカビの正しいお掃除法 今回は、家を整えるためのヒントを発信する整理収納アドバイザーのせのお愛さんに、お風呂のカビの正しいお掃除法を教えてもらいました。
カビはどのように生えるのか
カビはどのように生えるのでしょう。 カビには「胞子」と「菌糸」という部分があります。胞子は植物の種のようなもので、空中に飛びやすく、風にのって広がります。菌糸は木の幹や枝のように糸状で、どこまでも伸びていきます。 空中を飛んでいた胞子が落ち、湿ったものの表面で芽を出します。そして、芽からものの中に菌糸を伸ばし、大きく広がった菌糸の先に、また胞子をつくります。 このようにして、カビはどんどん広がっていくのです。想像しただけで、ゾッとしますよね。
なぜゴシゴシはNGなのか
カビを見つけると、ついゴシゴシこすって落とそうとしてしまいますが、それでは逆効果。こすることで、菌糸の先についている胞子を、空中に撒き散らしてしまうのです。 ゴシゴシこすれば、一見カビは落ちたように見えます。ですが、カビは目に見えている部分だけでなく、周りの見えていない部分にも潜んでいるのです。 お風呂は湿気が多く、カビの栄養源となる汚れも豊富。撒き散らした胞子がまた芽を出し、カビが繁殖するという、負のループに陥ってしまいます。
正しいお掃除方法
【1】カビの栄養源を取り除く カビを取り除く前に、まずは汚れの除去。皮脂汚れや水アカ、石鹸カスなど、カビの栄養源となる汚れをお風呂用洗剤で落とします。 市販のカビ取り剤は、こういった汚れに対応していないものが多いため、先にお風呂用洗剤でしっかりお掃除しておきましょう。 【2】水分を取り除く カビ取り剤には、浴室の床や壁がぬれていると液が薄まり、効果が低下してしまうものがあります。カビ取り剤を使う前に、しっかり浴室を乾燥させましょう。 【3】カビ取り剤でカビを取り除く カビ取り剤を使用して、カビを取り除きます。目に見えている黒い部分だけでなく、周りにも洗剤をかけてくださいね。 ラップなどでパックして乾燥を防ぐと、洗剤成分が内部まで浸透するので、より効果的です。パック後はラップを取り除き、洗剤が残らないよう流しましょう。 お掃除後は、浴室をしっかり乾燥させてくださいね。防カビ剤を使えば、防カビ効果がアップするのでおすすめです。