<新型コロナ>大阪府が警戒レベル「イエローステージ2」に引き上げ 20日も新規感染者数は300人超
大阪府は20日午後、大阪府庁で「第29回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」を開き、大阪府独自の基準「大阪モデル」に基づいた警戒水準を、現在のイエローステージ1からイエローステージ2へ引き上げることを決定した。 【中継録画】大阪府が新型コロナ対策会議 感染急増への対応は?(2020年11月20日)
「本日も300人を超える状況だと思っています」
吉村知事は同会議終了後の囲み会見で「大阪においては感染が確実に右肩上がりの状況です。陽性者についても300人を超え、本日も300人を超える状況だと思っています。まさに感染については右肩上がりの状況です」と説明した。 また、重症者の中には高齢者の方が多いという現状もあると説明。内訳をみると、施設の関連というよりも、感染経路不明者の割合が多い状況で、府内の重症者の80%が60代以上となっているという。
「5人以上、2時間以上の宴会・飲み会は控えて」「高齢者、基礎疾患のある方は不要不急の外出を控えて」
吉村知事は「あす(21日)から3日間連休にも入ります。12月5日までの期間府民の皆さんにお願いをしたいと思います」と述べ、「5人以上、2時間以上の宴会・飲み会は控えること」「重症化のリスクの高い方、高齢者、基礎疾患のある方は不要不急の外出を控えること」の2つを府民に強く呼びかけた。 また、外出については「医療機関への通院であったり、食料品、買い出しなど、職場への出勤など外出して散歩をして健康を維持している方もたくさんおられると思うので、生活の維持に必要な場合はのぞきます」と説明した。
「5人以上、2時間以上の宴会・飲み会はぜひ自粛を」
吉村知事は会見で、府民に向けての言葉として「あすから3連休に入ります。色々なレジャーやパーティであったり様々な予定されていた方もいらっしゃると思いますが、この感染状況を考えた時に、5人以上の宴会・飲み会、2時間以上の宴会・飲み会、これについてはぜひ自粛をお願いしたいと思います。高齢者の方については不要不急の外出をお控えいただければと思います」と呼びかけた。
50%以上の重症病床使用率になった場合は本部会議開く
報道陣からは「昨日の時点で重症病床使用率が50%に達した場合、休業要請や時短営業について検討すると発言していたが、きょうの会議ではそこに言及していなかった理由は」という質問もあった。 それに対し、吉村知事は「本日の会議においても、12月5日までの設定にしましたが、50%以上の重症病床使用率になった場合には、本部会議はもう一度開くという判断をしたと思ってます」と説明。 また「いまの右肩上がりの状況を考えると、50%に早い段階で達する可能性もあると。そういった場合には会議を開催して決定をしていきたいと思います。中身については70%で赤信号をつけるわけですけど、このままいくとなるよということのリスク危機を府民のみなさんと共有と、そこで一段のお願いをすることになると判断すると思います」と続けた。