強力攻撃陣を誇る神戸相手に闘志を燃やしたＤＦ長友

　Ｊ１・ＦＣ東京のＤＦ長友佑都（３８）が１７日、小平グラウンドでリーグ第３４節・神戸戦（１８日・ノエスタ）に向けた取材に応じ、試合出場へ意欲を示した。前日に日本代表活動から復帰し、この日は全メニューを消化。長年代表でも共闘したＦＷ大迫勇也（３４）、ＦＷ武藤嘉紀（３２）ら強力攻撃陣との対戦に闘志を燃やした。 　３８歳は移動の疲れを見せず、この日も最後までグラウンドに残って最終調整を行った。 　代表活動では９月から４試合連続でベンチから外れてきた。それでも経験則から若手に道を示し、チームの雰囲気作りにも献身的に取り組んできた。全ては夢の「５大会連続Ｗ杯出場のため」と言い、こう続けた 　「このチームを勝たせないといけない。自分の目標や夢をかなえるために、今はどんな立場、役割でもチームのために戦いたい。誰もできないからこそ僕が代表にいる」 　試合出場への思いを一層強くして所属クラブに帰ってきた。次はその価値をピッチで示す番だ。 　「ピッチで見せないと何の意味もない。プロである以上はしっかりとピッチで示したい」 　対戦相手の昨季王者・神戸は今季も優勝争いを演じ、公式戦７戦負けなしと好調を維持。大迫、武藤といった代表を共に盛り上げた仲間たちも待ち構えているはずだ。 　「一番楽しみ。アドレナリンを出してくれるし、僕は相手が強ければ強いほど楽しめるタイプ。非常に楽しみです」 　青赤も９月から３勝１分けと負けなしが続く。「チーム状態もいいし、ここで調子のいい神戸に勝てるとより一層勢いが出る。自分たちの自信にもなる」。誰よりも熱く戦う最年長が、青赤に歓喜の勝利を呼び込む。