ラ・リーガ10試合で65回も相手をオフサイドとしたバルセロナ、フリック「多くの監督が注目しているようだね。これが私たちのプレー哲学だ」
バルセロナのハンジ・フリック監督が、自チームの特徴の一つであるオフサイドトラップについて語った。 今季フリック監督が率いるバルセロナは、DFラインを極めて高く設定して攻撃を仕掛け、そのためにオフサイドトラップを多用している。 データで見れば、まさに圧巻だ。ラ・リーガ第10節までで、バルセロナの相手チームは合計65回もオフサイドに引っかかった。アラベスに至っては11回もオフサイドを取られたが、これだけでレアル・マドリーの相手チームの合計オフサイド数に勝っている。バルセロナはチャンピオンズリーグでもモナコ戦で6回、ヤングボーイズ戦で7回、バイエルン戦で3回相手をオフサイドとした。 フリック監督は26日のラ・リーガ第11節レアル・マドリー戦の前日会見で、オフサイドトラップの練習方法を問われて、次のように返答している。 「多くの監督がそのことに注目している。しかし、これが私たちの哲学なんだ。ボールのありなしに関係なく全力でプレスを仕掛けることがね。もっとコンパクトにまとまり、ライン間のスペースに入れさせないようにしなくてはいけない」 「私たちはうまくやっているよ。とりわけバイエルン戦の後半が素晴らしかった。私たちは1-1の状況で攻め上がっていったが、それは自分たちを信じているということの証明だからだ」 「私はこのチームを信じているよ。選手たちのクオリティーは素晴らしいが、なおかつ互いを助け合いながら全力でプレーしてくれている。団結しているときこそ、私たちの最高の強さを引き出せるんだ」 レアル・マドリーはFWヴィニシウス・ジュニオールやFWキリアン・エンバペなど、スピード自慢のアタッカーを揃えている。フリック監督率いるバルセロナが、彼ら相手にも勇敢にプレーし、積極的にオフサイドトラップを狙っていくのかに注目が集まる。