祭りの山車が横転13人死傷事故 業務上過失致死傷の罪に問われた被告は起訴内容認める 静岡地裁沼津支部
去年11月、静岡県伊豆の国市で祭りの山車が横転し、13人が死傷した事故で、業務上過失致死傷の罪に問われた男の初公判が地裁沼津支部で開かれ、男は起訴内容を認めました。 起訴状などによりますと、伊豆の国市大仁の会社員の被告(40)は、去年11月3日市内で行われた祭りで山車の誘導責任者を務めていましたが、山車を進路変更する際一旦停止するなどの安全な方法を取らず山車を横転させ、13人を死傷させたとされてます。 地裁沼津支部で開かれた初公判で被告は、「間違ったところはありません」と起訴内容を認めました。 冒頭陳述で検察側は過去の祭りで進路変更する際は輪止めで山車をしっかり停止させていたが、被告はその方法だと時間がかかり祭りの進行に遅延が生じると考えたと指摘しました。