ねぎの【白い部分】と【青い部分】栄養価が全然違うって本当?栄養を損なわない調理法は|栄養士が解説
風邪が流行る今、ねぎが有効なのは知っている方も多いのではないでしょうか。でも葱はねぎでも白い部分をもつ根深ねぎ(長ねぎ)と葉ねぎ(青ねぎ)はどちらが有効なのか、違いはあるのか疑問に思いませんか?2つの栄養価の違いなど、ねぎの魅力を解説します。 【写真】ねぎの白い部分と青い部分、栄養価が全然違うって本当?栄養を損なわない調理法は ■ねぎの栄養価 ・アリシン ねぎの辛み成分であり、殺菌作用や血行促進で体を温めてくれます。 ・カリウム ナトリウムを排出する作用があり血圧改善します。 ・βカロテン 目や粘膜の保護をし免疫力を高めます。 ・ビタミンC 美肌や免疫機能アップに作用します。 ・葉酸 妊婦さん、これから妊娠を考えている方には積極的にとってほしいです。胎児が発育する際の先天性異常を予防すると言われています。 ■白い部分に多い栄養は? ねぎの白い部分は、根でも茎でもなく葉の部分で、日に当たると緑になるので当たらないように作られます。白い部分にあるアリシンには殺菌作用があり、風邪やインフルエンザにも効果的と言われています。揮発性のため寝る際に枕元に置いておくと、安眠作用やのどの痛み・咳など風邪の初期症状を緩和するようです。 ■青い部分に多い栄養は? 青い部分は緑黄色野菜であるため、βカロテンが豊富です。βカロテンは、体内でビタミンAとして作用し粘膜保護や病原菌の侵入を防いでくれます。また、ビタミンCが豊富で殺菌、解熱や発汗作用も特徴的です。 ■それぞれどう食べたら効果がある? ■■白い部分は焼きがおすすめ 焼いて食べたほうが、白ネギの抗酸化作用が増えます。まっすぐ切るより斜めに切り上から軽く押しつぶすことで、白い部分の成分がたっぷり摂れおススメです。 ■■青い部分は生食がおすすめ 免疫機能アップのビタミンCや葉酸は、加熱に弱いためそのまま生で摂取したい成分です。 ■どっちを多く食べたらよい? 実は、どちらのねぎも有効的です。調理方法によって減る栄養素や増加する栄養素など、それぞれの栄養素をまんべんなく摂る方が良いと言えます。まだまだ寒く鍋にも出番の多いねぎ。どちらも特有の栄養素がありますので偏ることなくバランスよく食べましょう。 ライター/美容栄養士 Keiko 管理栄養士×美容食インストラクター/ワンストーリーアワードジャパン2023講師 15年以上の栄養士・管理栄養士歴を経て、美容食で女性の美容と健康を守る!ただ食べるだけでなく、摂る栄養素や組み合わせをとことん“美”にこだわりインナーケアする美容食で、体の中の細胞を目覚めさせ、整え、キレイに。『輝き自信あふれる明日を美容食で!』をモットーに、明日からできる美容食の知識を伝えている。Instagram:@beauty.diet_keiko 協力/NS Labo
NS Labo(栄養サポート研究所)