草刈り時の必須アイテム「脚絆」!マムシや害虫からスネとふくらはぎを守ります
脚絆は地下足袋との相性がとても良いのですが、足袋の欠点は全体的に生地が薄いこと。価格が安いので仕方ありませんが、夏草が生い茂るブッシュではスネやふくらはぎの保護が不十分。それを補うのが脚絆です。脚絆自体にプロテクション素材が入ったものもありますが、そこまで強固な防御性能が必要かは、ユーザーの使い方次第かも。草刈りや畑仕事であれば必要ないと思われます。 オールドスクールなアイテムゆえに、サイズが小さめのように感じました。私は普段着用するアイテムはLサイズが最適解ですが、自転車を趣味でやっていたせいかふくらはぎは比較的たくましいため、LLを選んでみました。しかし、表記サイズに比べて小さいかも…。ふくらはぎに当たる部分はゴム布が縦に配置されており、若干の伸縮性がありますが、着用するボトムスの素材、例えばデニムだったりした場合はXLの方が良いかも。普段着用するサイズよりワンサイズ以上大きなものを選んでも問題ないような気はします。 撥水加工などない厚手の綿生地なので、汚れたら洗濯機で洗えるのがいいですね。下手に防水加工やPVCなどのビニール素材が使われていると、生地を痛める可能性があるので頻繁に洗えないですが、綿であれば心置きなく洗えます。 サイズが最適であればさほど圧迫感もなく使えて、装着感は良好。ブッシュの中で草や枝に裾をとられることもなく、害虫や蛇などに恐怖することもありません。使用しない際の折り畳み時も厚手のナイロン製とさほど違いはありません。ただし防水性は皆無に等しいので、雷雨や雪のシーンでは期待できません。とはいえ綿素材なので防水スプレーなどは有効です。 先に足袋との併用がベストと書きましたが、別に靴であっても問題ありませんし、冬場は長靴と併用することで保温性が高まり、長靴との密着感の向上により歩きやすくもなります。高価なアウトドア用のゲイターも良いですが、よくわからないブランドのものよりは、はるかに汎用性とメリットが多いアイテムだと感じます。 価格も安く入手しやすいのでおススメです。山仕事だけでなく、低山の登山くらいだったら足袋と脚絆で充分。見た目にも玄人っぽく見えますし(笑)、黒っぽいボトムスと合わせるとNINJAっぽく見えるのか、外国人登山者から熱視線を受けること請け合いです。
<取材・文/GOL>