<41年ぶりの春>鶴岡東メンバー/2 馬場和輝一塁手(2年)/山路将太郎二塁手(2年) /山形
◇一球一球大切にプレー 馬場和輝一塁手(2年) 長打力を買われて1年秋の県大会から起用されてきたが、昨夏の県大会は初戦の酒田東戦で一回1死満塁の好機に三ゴロ併殺打に倒れ、安打が出ないまま途中交代。以来、出場機会はなく、甲子園メンバーからも外れた。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 選球眼や右方向への意識を高めて臨んだ昨秋の公式戦は、不動の4番としてチーム最多タイの12打点を挙げた。しかし、東北大会決勝の仙台育英戦は、8―5で迎えた七回の一塁守備でエラーをし、直後に2ランが飛び出すなどして逆転負け。「流れを渡してしまったことが悔しい」 失敗をバネに、目の前の一球に集中する。甲子園へ「一球、一球、大切にプレーしたい」と自らに言い聞かせている。(大阪・長南中出身、右投右打) ◇ベスト8以上狙いたい 山路将太郎二塁手(2年) 昨秋の東北大会は、1番打者として4試合中3試合の第1打席で出塁し、攻撃の流れを作った。現在のメンバーで唯一、昨夏の甲子園でプレー。走攻守そろったリードオフマンの働きは、新チームの浮沈の鍵を握る。 2学年上の兄勇士郎さんの背中を追って鶴岡東に進学し、1年秋から公式戦に出場。以前は雑なプレーがあったというが、丁寧さを意識してきた。 昨夏の甲子園は7番・二塁でフル出場。3回戦の関東一(東東京)戦は5打数3安打2打点と活躍するも、サヨナラ負けし「悔しい思いを甲子園に残してきた」と振り返る。 選抜へ「1学年上の世代を超えるベスト8以上を狙いたい」と笑顔で話す。(大阪・峰塚中出身、右投左打)=つづく