競合激化で赤字続く…「ながの東急ライフ」2025年3月末で営業終了 土地・建物は分譲マンションなど手掛ける企業に売却
大型店がまた一つ姿を消します。長野市吉田の大型ショッピングセンター「ながの東急ライフ」が2025年3月末で営業を終えることになりました。土地・建物は分譲マンションなどを手掛ける企業に売却されます。 利用者: 「さみしい気持ちでいっぱいです」 「ながの東急ライフ」は、しなの鉄道・北長野駅前にあり、食品や服飾売り場のほか飲食店やドラッグストア、酒店、スポーツジムなどが入っています。 ながの東急百貨店と子会社で「ながの東急ライフ」を運営する「北長野ショッピングセンター」は12日、老朽化で大規模な設備更新が必要となり「事業継続は困難」と判断して2025年3月末で営業を終了すると発表しました。 吉田地区の再開発の一環として1990年11月に開業した大型店ですが、ここ数年は競合の激化などで赤字が続いていたということです。 利用者: 「困っちゃいますね。来年の3月ですか、もう近いですね」 「この辺は他にスーパーが少ないから買い物する人は大変だと思う」 5階建ての建物と約7700平方メートルの土地は営業終了後、マンションの開発や分譲を手がける「マリモ」(広島市)に売却するということです。 ながの東急百貨店は「今後は長野駅前のながの東急百貨店に経営資源を集中させ、地域一番店として末永く営業を続けていく」としています。
長野放送