広島・森下 1ゲーム差直接対決&運命の7連戦先陣 8連勝中の得意のG斬りで進撃だ「勝っていかなければいけない」
広島・森下暢仁投手(27)が9日、直接対決初戦での必勝を誓った。10日からは1ゲーム差で追う首位・巨人との直接対決が幕を開け、右腕は初戦に先発する。森下自身、巨人戦は2021年10月10日の白星から12戦負けなしの8連勝中。優勝争い最大のヤマ場となる7連戦の先陣を切り、流れを呼び込む。 決戦のマウンドが目前に迫ると、自然と胸が高鳴った。明るい太陽に照らされ、森下はマツダスタジアムで最終調整を施した。覇権を争う重要な巨人との直接対決初戦。「残り試合も少ないですし、勝っていかなければいけないモチベーションというか、気持ちになっています」と気持ちの高ぶりを言葉に変えた。 巨人戦は21年10月10日の白星から、ここまで計12試合で負けなしの8連勝中。8月20日の対戦では5回3失点で白星を挙げた。それでも慢心は一切なく「チームの皆さんが打ってくれて勝てている。もう少し自分の投球をして勝てたら」と責任感を強めた。12球団トップの13勝を挙げている相手エース・菅野とのタフな投げ合いを制し、自軍に勢いをもたらす。 前回3日のDeNA戦は初回に先制点を献上し、4回7安打5失点と精彩を欠いて6敗目を喫した。チームは先週6試合で1勝5敗。そのうち4試合で、初回に先制を許した。「最初に先制点をあげないという気持ちでやりたい」と先手を奪われない投球を目指す。 チームは10日から勝負の7連戦に挑む。右腕は7連戦最後となる16日・DeNA戦に今季初の中5日で先発する見込み。今季10勝のうち、マツダスタジアムで6勝を挙げており「いい準備はできているし、本当にプラスになると思う。いいパフォーマンスを出せるように」と森下。白熱の首位攻防第1ラウンド、必ず勝利をつかんでみせる。