土の感覚取り戻し 盛岡大付、沖縄合宿スタート 主将「人として成長を」 /岩手
<第91回センバツ> 第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する盛岡大付は4日、那覇市で合宿を始めた。選手たちは久々の土の感触を確かめながら、守備を中心に初日の練習に励んだ。 盛岡大付の選手たちは冬の間、練習グラウンドが雪で覆われるため、バッティングなど、屋外練習は限られてしまう。沖縄合宿には毎年、部員全員が参加しており、土の上でのプレー感覚を取り戻している。関口清治監督(41)は「冬場に筋力トレーニングなどで鍛えた成果が出てきている。あとはゴロを捕る正確さが出てくれば」と話す。 選手たち全員が前夜、丸刈りにした。練習中、「元気がないぞ」「いいね」などと声を掛け合いながら午前から夕方まで約8時間、汗を流した。 及川温大主将(2年)は「冬は雪や、ぬかるんだ泥の上でやっているので、喜びを感じながら初日の練習に取り組んだ。今回の合宿はセンバツに向け追い込む練習をするだけでなく、人として成長できる価値あるものにしたい」と意気込みを語った。【日向米華】