【欧州CL】バルベルデ交代に妻がSNSでアンチェロッティ監督批判「意見はとても難しいもの」
<UEFA(欧州)チャンピオンズリーグ:Rマドリード1-3ACミラン>◇5日(日本時間6日)◇1次リーグ第4節◇サンティアゴ・ベルナベウ 【マドリード=高橋智行通信員】王者レアル・マドリード(スペイン)がおかしい。ホームでACミラン(イタリア)相手に攻守がかみ合わず、サポーターからもブーイングを浴びた。 ハーフタイムにMFバルベルデを交代させたところ、妻は即座にSNSで采配を批判した。試合後の会見でアンチェロッティ監督はさまざまな逆風について語った。 疑問を持たれていることを不当に思うか?と問われると「それは普通のことだと思う。チームは最高の状態に達しておらず、我々全員に責任がある。全員が責任を引き受けることが非常に重要だ。勝った時と同じように、苦しみながら戦わなければならない時も、皆で一緒にそうする必要がある。そういう状況から我々は、より多くの力を得ることができるんだ」と返した。 さらに21年にRマドリードの監督に復帰して以降、今が一番デリケートな時期なのでは? と尋ねられると「いや、そんなことはない。毎年戦い、耐え、考えなければならない困難な時期はある。それらは普通のことだ。普通でないのは、このチームの素晴らしい流れが、ここ数試合であっという間に失われてしまったことだ。しかしそれもサッカーの一部だよ。すべてが完璧だと思っている時に落ちることがある。でもいいことは、それが早く立ち直る機会を与えてくれることだ。我々は昨季のようなチームに戻ることができる」と気丈に答えた。 ビニシウスとエムバペのコンビがさえなかったことには「チャンスが何度もあったが精度を欠いていた。もっとゴールできたと思う。彼らがお互いを理解していないことが問題なのではなく、相手に簡単に攻められていることが問題なんだ」と見解を口にした。 そしてバルベルデの妻のSNS批判が話題となる中、その交代理由について問われると「SNSでのファンの意見はとても難しいものだ。彼を交代させたのは背中の問題によるものだ。100%の状態ではなく、ベストのフィジカルコンディションではないと判断したからだ」と説明した。 27日のクラシコでバルセロナに0-4と惨敗を喫し、ブーイングを浴びた。さらに28日のバロンドール受賞式は本命と目されたビニシウスの落選に寄り添う形でボイコットしたところ、批判の的に。Rマドリードは逆風にさらされ、苦しんでいる。