バドミントン・永原和可那、松本麻佑組がパリ五輪代表確実 福島由紀、左膝負傷の広田彩花組は初戦敗退で五輪絶望
◆バドミントン ▽アジア選手権第2日(10日、中国・寧波) 女子シングルス1回戦が行われ、パリ五輪選考レース日本勢3番手のランキング8位・福島由紀、広田彩花組(丸杉)が、同28位の韓国ペアに20―22、18―21のストレートで敗退した。他国のライバルも敗退したことで、日本勢2番手の同7位・永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)の日本勢2番手のランキング8位以内が確定。8強入りした21年東京五輪に続く2大会連続出場を確実にした。 女子ダブルスのパリ五輪選考レースは日本勢1番手の3位で、既に初の代表権を確実にしている志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)、永原、松本組、福島、広田組の三つどもえの争いだった。レース終盤は志田、松山組が抜けだし、2組による争いを制した。今月30日付のランキングで正式決定となる。 一方の「フクヒロ」ペアも諦めずに戦い抜いた。広田がレース後半の昨年末に左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂したが、手術は受けずに選考レース続行を決意。「けがの状況もあって不安もあるけど、最後まで一戦一戦を頑張りたい」と言えば、福島も「一戦ずつ頑張りたい。どれだけできるか分からないが、自分はカバーすることに徹していきたい」と悲壮な覚悟を口にしていたが、2大会連続の夢舞台にはあと一歩届かなかった。 「ナガマツ」ペアはこの後に行われる大会の1回戦で、ランキング14位のマレーシアペアと対戦する。 ◆バドミントンのパリ五輪選考 23年5月~24年4月の1年間に行われる国際大会の成績で争うランキングで決まる。シングルスでは16位以内、ダブルスでは8位以内に2人が入ることで、国・地域別で最大となる2枠を獲得できる。正式には4月30日のランキングで決定。
報知新聞社