納豆料理研究家が玉川徹に指南! 納豆に“チョイ足し”するとしたら何がオススメ?
◆オススメの納豆レシピを紹介
玉川:まずお伺いしたいのですが、納豆料理でこれはおいしいっていうものを教えてほしいです。 夏見:私が一番おいしいと思っているのは、ひき肉と納豆の組み合わせです。 玉川:ひき肉! どういうものですか? 夏見:たとえば、ひき肉を炒めて甘辛く味付けをして、そこに納豆をあえる「納豆そぼろ」ですね。 玉川:納豆には熱を加えるのでしょうか? 夏見:加えないです。ひき肉を炒めたあと、最後にあえます。 玉川:それをどうやって食べるのでしょうか? 夏見:私の場合はたくさん納豆そぼろを作ってストックしておいて、ご飯や豆腐、素麵などにかけて食べます。何でも合いますよ。ひき肉を炒める際、タマネギ、ニンニク、ショウガなどの香味野菜を入れてもおいしいですし、暑い季節はミョウガとか大葉とかを最後にあえるのもおいしいです。 玉川:早速やってみたいと思います。僕はラジオでも特別な食べ方を紹介したんですけども、それは「納豆に何を混ぜるか問題」なんですよね。1つは納豆と大根おろし。醤油で食べる人が多いと思うんですけど、僕は味噌なんですよ。 夏見:味噌と大根おろしは試したことがないですね! 玉川:ご飯にかける前提なんですけど、味噌の甘味が効いてくるんですよ。あと、今から30年ぐらい前、6年ぐらい京都に住んでいたんですけども、大学近くの喫茶店のメニューで「田舎者」というパスタがあったんですね。 まず、茹でたパスタを出汁醤油を入れておいた全卵に絡めるんですね。その上に納豆、細切りしたたくあんを散らして、最後にゆかりをかけるというレシピです。 夏見:さっぱりしていいですね! 再現もできそうです。 玉川:ものすごくおいしかったんですよね。
◆麻婆豆腐と納豆の組み合わせは意外とアリ!?
玉川:コンビニやスーパーでいろいろな納豆が売っていますけども、オススメの納豆はありますか? 夏見:日常使いだと「おかめ納豆」が多いですね。手に入りにくいところで言うと「過激にうまい!いいなっトウッ!」です。食べたあと、本当に「過激にうまい」って言っちゃいました(笑)。 玉川:何が違うのでしょうか? 夏見:豆の旨味と刻み昆布が入っているタレの相性がいいんですよね。あと、粘りも強いです。「過激にうまい!いいなっトウッ!」は宮崎県の納豆メーカーさん(竹之下フーズ)のもので、なかなか手に入らないですね。ネット販売もされているので、一度食べてもらいたいです。 玉川:では、最後の質問です。納豆にチョイ足しするとしたら何がオススメですか? 夏見:納豆料理研究家なので、何かに納豆をチョイ足しすることが多いんですけど、オススメは麻婆豆腐ですね。麻婆豆腐って味噌とか醤油とか豆腐とか、大豆ばかりを使った料理なんですよね。納豆を入れることで相乗効果が生まれておいしさがアップします。 お家で作る場合は最後に片栗粉を入れてとろみを出すと思うんですけど、代わりに納豆を入れるととろみが出るんですよ。市販の麻婆豆腐にも最後に納豆を入れるとグンとおいしくなります。 玉川:これはやってみようと思います!