斉藤和義が尊敬した、岡村靖幸の探究心を感じるエピソードとは?
岡村靖幸&斉藤和義のコラボユニット・岡村和義が、結成に至った経緯、最新シングル『愛スティル』について語った。 ふたりが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」(ナビゲーター:サッシャ・ノイハウス萌菜)。3月27日(水)のオンエア内容をテキストで紹介する。
岡村靖幸と斉藤和義、ユニット結成のきっかけは
岡村靖幸と斉藤和義は、2023年末にユニット「岡村和義」を結成。2024年1月17日の『I miss your fire』の発売を皮切りに、5ヵ月連続の配信リリースを進行中だ。 それぞれの苗字と名前を組み合わせたユニット名だが、他にも数多くの候補があり、そのなかから選ばれたものだという。 ノイハウス:(名前の組み合わせは)反対の可能性もあったのでしょうか? 岡村:ありました。それどころか、バンド名も考えていましたね。いろんな候補があったんです。 斉藤:候補は20個30個ぐらいあったよね。 サッシャ:そもそも、なぜふたりでやるようになったんですか? 岡村:数年前にお友だちになりまして、ある番組で曲を作る企画があったんですね。(斉藤に)来ていただいて曲を作ったら楽しくて、「これはいいな」と思って、ふたりでちょこちょこスタジオに入るようになったんです。それで(ユニットを)やろうかなって感じになりました。 斉藤:うん。自分の作業場のスタジオがあって、そこで飲みながらセッションして遊んだりしていたんですよ。俺がドラムを叩いて、岡村ちゃんベースを弾いてとか、そんなことをやっているうちに「今のは曲になりそうだね」とか「ここまでできてるんだけど、先はないかな?」とかがあって。そんなのをやっていると自分が思いもよらなかったサビがついたりしたんです。「これは楽ちんだ」という思いがありました(笑)。自分で作るとだいだい想像がついちゃうし、面白いなと思って(結成した)。歌詞もふたりで適当に言葉を出し合っていると「だいたいできたんじゃない?」ってなる。1人で書いてると宿題のように歌詞だけ残って、「もう言いたいことなんかねぇよ」と思うからね(笑)。 サッシャ:長年やっているとね(笑)。 斉藤:相手は岡村ちゃんだし、何が出てきても間違いはないんじゃないかなって気分にもなれるしね。 ソロアーティストとして30年以上それぞれの道を歩んできたふたり。ユニットを組み、お互いの尊敬できるポイントがたくさん見えてきたそうだ。 斉藤:ギターを弾いてても、「どうやって押さえてんの、それ」みたいなのばっかりなんですよ。そういうのが多々ありますね。 サッシャ:ご自分で考えた押さえ方なんですか? 岡村:そういうのもありますし、普通に耳コピして作られたものもたくさんあります。 斉藤:岡村ちゃん、いまだにいろんな人のすごいコピーをするんですよ。会うたび「この曲をコピーしてみました」って。俺も昔それなりにコピーはしましたけど、いまだにちゃんと続けているというか、勉強しているでしょ。 サッシャ:勉強のためにやっているんですか? 岡村:そうですね。謎のコード進行だなと思ったりすると(コピーする)。探求心ですね。