躍進の世界7位パオリーニ 四大大会2連続でベスト4、わずか58分の快勝劇<女子テニス>
ウィンブルドン
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は9日、女子シングルス準々決勝が行われ、第7シードのJ・パオリーニ(イタリア)が第19シードのE・ナヴァッロ(アメリカ)を6-2, 6-1のストレートで破り、大会初のベスト4進出を果たした。また、四大大会においては準優勝した先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に続き2大会連続の4強入りとなった。 【パオリーニ、ルバキナらウィンブルドン組合せ】 ウィンブルドンでは初出場した2021年から3年連続で初戦敗退を喫していたパオリーニだったが、今大会は1回戦で世界ランク55位のS・ソリベス=トルモ(スペイン)を下し初勝利をあげると、2回戦で同80位のG・ミネン(ベルギー)、3回戦で同176位のB・アンドレースク(カナダ)、4回戦で第12シードのM・キーズ(アメリカ)を破って8強入りを決めた。 準々決勝、世界ランク7位のパオリーニはファーストサービスが入ったときに68パーセントの確率でポイントを獲得。ナヴァッロのブレークを1度に抑えた。また、ネットプレーが冴えており、17度ネット前に行き、そのうち16度をポイントに繋げた。リターンゲームでは6度のチャンスを創出し、5度のブレークに成功。わずか58分の快勝でベスト4入りした。 準決勝では世界ランク37位のD・ヴェキッチ(クロアチア)と対戦する。ヴェキッチは準々決勝で予選から出場した同123位のL・サン(ニュージーランド)をフルセットで下しての勝ち上がり。