中で二股に分岐する!?木曽川沿いにある不思議なトンネルに隠された歴史とは
中で二股に分岐する不思議なトンネル
続いて訪れたのは、岐阜県八百津町(やおつちょう)。鹿取さんとっておきの道へ向かいます。県道358号を進み、木曽川の近くを通るトンネルを走行していると… (道マニア・鹿取茂雄さん) 「トンネルの中に分岐がある」 コンクリート製で一般的なトンネルのように見えますが、天井が高く、トンネル内で二股に分かれている不思議な構造をしています。2人はトンネル内を歩いて、じっくり観察することに。 (道マニア・鹿取茂雄さん) 「名称は定かではないが、『蘇水峡(そすいきょう)橋』と連続しているので『蘇水峡トンネル』と呼ばれている」 「蘇水峡トンネル」は中で二股に分岐し、一つはその先の木曽川に架かる「蘇水峡橋」と繋がっており、もう一つは木曽川沿いにある丸山発電所へと続いています。 (道マニア・鹿取茂雄さん) 「このトンネルは丸山ダムを造る時の、建設資材を運ぶためのルートだった。もともと鉄道が走っていたので天井も高い」 昭和28年、丸山ダムを造る際に必要な機材などを運ぶため、電力会社によって鉄道専用のルートが造られ、トンネルも使われていました。 昭和29年に丸山発電所が完成した後、丸山ダムに繋がるルートは県道に移管され、丸山発電所への道は封鎖に。現在は、発電所に行くための関係者専用道路として使われています。 5月28日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より
CBCテレビ