韓国サッカーを変える存在となるのか Kリーグ挑戦を決めたリンガードがもたらす影響 「韓国サッカーにとっても素晴らしいことになるだろう」
FCソウルへの加入が決まった
韓国KリーグのFCソウルへの加入が決まった元イングランド代表MFジェシー・リンガード。 マンチェスター・ユナイテッドでの下部組織出身で、ユナイテッドでは232試合に出場し35ゴール21アシストを記録している。そんな同選手は昨シーズンにノッティンガム・フォレストを退団して以降、無所属が続いていた。様々なクラブが関心を示していた中で、Kリーグへの初挑戦を選択したリンガード。 スター選手の加入を受けて、韓国のサッカージャーナリストのSungmo Lee氏は英『BBC』にて「これはKリーグ史上最大の契約だ」と語っており、韓国のメディアは英国のメディアと同じくらい懐疑的で批判的である一方、ファンはリンガード加入に熱狂的だと話している。 「リンガードはマンチェスター・ユナイテッド時代の大スターであり、ソウルは巨大な都市だが、どこに行っても注目されることが期待できる。サッカーファンのみならず、スポーツ・ファン全般にとって、Kリーグにイングランド代表選手が参戦することは大きなニュースであり、彼を観戦するためにFCソウルの試合に訪れる新規ファンが増えることが予想される」 「一般的に、韓国のファンはサッカー選手が私生活のピッチの外で問題を起こしたり騒いだりすることを好まない。選手にはピッチでベストを尽くしてほしいのだ。リンガードが集中しなければならないのは、この点だ」 「彼がFCソウルとKリーグに献身し、試合でベストを尽くすことを示せば、すぐに韓国最大のスポーツスターになれるだろうし、それは韓国サッカーにとっても素晴らしいことになるだろう。しかし、彼がピッチ内でベストを尽くしていないように見えたり、ピッチの外で問題を起こしたりすれば、ファンから批判される可能性がある」 リンガード加入は韓国で大きな話題となっているようであり、同選手のプレイを待ち望んでいるファンも多いようだ。すでに大きな期待がかかっているリンガードは、新天地韓国でスター選手になることができるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部