大谷翔平、PNCパーク初見参 「2番・DH」で先発出場 メジャー7年目で全30球団の本拠地“制覇”
◆米大リーグ パイレーツ―ドジャース(4日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク) ドジャース・大谷翔平投手(29)が4日(日本時間5日)、敵地・パイレーツ戦に「2番・DH」で先発出場する。PNCパークは初見参となり、メジャー7年目にして全30球団の本拠地“制覇”となる。 PNCパークは右翼後方にアレゲニー川が流れ、鮮やかな黄色のロベルト・クレメンテ橋が見える美しい球場だ。ジャイアンツの本拠地・オラクルパークでは右翼後方の海に飛び込む場外弾“スプラッシュヒット”が有名だが、パイレーツの本拠地でも場外の川まで飛んでいく特大アーチが生まれる可能性があり、大谷のまた新たな伝説誕生に期待がかかる。 最近5試合で19打数3安打の打率1割5分8厘、1本塁打、3打点と当たりが止まっているが、2日(同3日)の本拠地・ロッキーズ戦ではドジャース移籍後58試合目の出場で初の申告敬遠を経験するなど、敵軍の警戒度は高い。ベッツ、フリーマンら好打者がそろう強力打線の中でも、大谷の存在感は別格。試合のなかった3日(同4日)を挟み、リフレッシュして臨む一戦では元気な姿が見られるはずだ。 5月16日(同17日)の本拠地・レッズ戦で左太もも裏にけん制球を受けて打撲した影響で、全力疾走できない時期もあったが、「日に日に良くなっている」と全快に向かっていることも好材料。6月は21年に月別最多の13本塁打、日本人選手で初めて本塁打王を獲得した23年は月間打率3割9分4厘、ア・リーグ最多タイ記録の15本塁打と大爆発した得意の月でもある。唯一だった未踏の地から大谷がリスタートを切る。
報知新聞社