数年前に大病して生命保険の加入は諦めていました。最近CMや広告で「持病があっても入れる」とやっていますが、どのような保険なのでしょうか?
持病があっても加入できる生命保険がどのような保険か、気になる人もいるでしょう。持病がある人でも入れる保険には、引受基準緩和型保険と無選択型保険があります。告知事項が少ない、または告知事項がないという特徴がある保険商品です。 本記事では、持病があっても入れる生命保険について解説します。持病があるために生命保険に入れないのではないかと思っている人は、参考にしてください。
持病があっても加入しやすい生命保険
通常の生命保険は、持病があるとなかなか加入できないことも多いでしょう。だからといって、持病があることを隠して通常の生命保険を契約してはいけません。持病があるのに生命保険会社に伝えない場合は「告知義務違反」となり、発覚した場合は契約解除されたり保険金が支払われなかったりする可能性があります。 しかし、持病があってなかなか生命保険に加入できない人のために、「告知事項が少ない」「告知事項がない」といった生命保険も存在します。本項では、持病がある人でも入りやすい生命保険について見ていきましょう。 ■引受基準緩和型保険 引受基準緩和型保険とは、通常の生命保険に比べて告知事項の条件が緩やかになっている保険です。主な特徴は以下のとおりです。 ●告知事項が少ない(特約を付けると告知事項が増える場合がある) ●保険料が割高 ●加入後ある程度の期間は保険金が少ないケースがある 引受基準緩和型保険は告知事項が少なく、また既往歴のある病気についても保障に含まれるケースが多いです。その分、保険料は割高に設定されています。なお、加入してからある程度の期間は給付される金額が少なくなることもあります。 ■無選択型保険 無選択型保険は、告知事項のない保険です。持病のある人でも加入できるものの、以下の主な特徴を把握しておきましょう。 ●告知義務がない ●保険料がさらに割高 ●保障対象外の期間がある ●保険金額が少ない期間がある 無選択型保険の場合、加入後一定の期間は保険金額が少ないだけでなく、保障がないケースもあります。無選択型保険は、通常の生命保険や引受基準緩和型保険への加入が難しい場合に検討するようにしましょう。