大企業製造業景況感が2期ぶり改善、7月利上げ観測維持へ-日銀短観
ブルームバーグの最新のエコノミスト調査によると、43人のエコノミストのうち33%が7月会合での利上げを予想。一方、44%は国債減額計画の決定によって7月の利上げの可能性は低下したとの見方を示した。
大和証券の末広徹チーフエコノミストは、大企業非製造業の業況判断が足元、先行き共に悪化した点に注目し、「コロナ後のペントアップ(挽回)需要や、インバウンド(訪日外国人)による需要増加が、対面型サービスで一巡している」と指摘。1日発表の1-3月期の国内総生産(GDP)改定値が下方修正された中で、「経済の下押し材料が出てくる中での利上げは難しい」という。
1-3月GDP改定値を年率2.9%減に下方修正、基礎統計の修正反映
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--取材協力:氏兼敬子、野原良明.
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Sumio Ito