記念すべき初の評価額! 20年前の日本人、市場価値ランキング5位。驚きの髪色! 日韓W杯でベスト16に大きく貢献
当サイトでもデータ元として参照している「トランスファーマルクト」。そこで市場価値の査定が始まったのは今から20年前の2004年に遡る。欧州でプレー経験のある日本人選手が対象となった市場価値だが、果たして、最初についた市場価値で最も高額な日本人選手は誰だったのだろうか? トップ10の選手たちをランキング形式で紹介する。
5位:戸田和幸(とだ・かずゆき) 生年月日:1977年12月30日 所属クラブ:清水エスパルス 市場価値:200万ユーロ(約3億2000万円) 5位にランクインした戸田和幸(200万ユーロ/約3億2000万円)は、現役引退後は解説業や監督として活躍していたが、昨季から指揮を執っていたSC相模原を今年6月に解任されてしまった。 今の姿では想像がつかないほど、現役時代は激しいプレーで中盤のボールハンターとして名を馳せていた戸田だが、最も印象的なものの一つとして挙げられるのは、2002年の日韓ワールドカップ(W杯)で見せた赤髪スタイルだろうか。 中田英寿や小野伸二、稲本潤一など若く活きの良い選手が揃っていた当時の日本代表の中盤で、彼らをより輝かせるために汗を流していたのがボランチでレギュラーとして出場していた戸田である。 そんな影で日本代表を支えていた戸田が髪色を赤に染め上げてきたことで、日本中、そして、世界中から集まった観客に注目されることになった。 W杯を経て移籍をしたプレミアリーグのトッテナムでは、2シーズンでリーグ戦4試合の出場に留まるなど思うような活躍はできなかったが、その後もオランダや韓国、シンガポールなどを渡り歩いて世界各地のサッカーを肌で感じている。 現役引退後も、大学サッカー部や社会人サッカークラブなど、さまざまなカテゴリーで指導経験を積んでおり、サッカーを言語化する能力の高さはこういった経験からきているものなのかもしれない。
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