ドジャース、ヤンキースにスイープならず…大谷翔平は珍しいドン詰まり二塁打
◆米大リーグ ヤンキース6―4ドジャース(9日・米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム) ドジャース・大谷翔平投手(29)が9日(日本時間10日)、敵地・ヤンキース戦に「2番・指名打者」で先発出場し4打数1安打。試合は敗れて、同一カード全勝のスイープはならなかった。 今季すでに8勝(1敗)を挙げ、防御率1・82はリーグトップ。5月の月間最優秀投手と最優秀新人にW選出されたヤ軍先発ヒルと大谷が初対決。第1打席は中飛、第2打席は右直に倒れた。5回、ベッツの2点適時打で2-2の同点に追いつき、なお2死二塁での第3打席。チェンジアップを逆方向へ打ち返したが、伸びず、左飛に倒れ、3打数無安打となった。 第4打席は3番手ウィーバーと8回先頭で対戦。内角の直球にどん詰まりだったが“大谷シフト”で内野全体が一塁側に寄っていたため、三塁線はがら空き。左翼手が慌てて処理に走ったが、二塁を陥れた。打球速度たったの97キロの二塁打だった。フリーマンの三ゴロで三進すると、スミスの右犠飛で生還。右翼手ジャッジのバックホームより早く本塁に到達した。 メジャー最多の23本塁打のジャッジとの“MVP対決”は第1、第2戦同様に、最終戦も全米中継。この日の中継局はESPNで試合前には独占取材も受けた。 ドジャースは6回にT・ヘルナンデスの16号ソロで4-3と勝ち越したが、その裏に先発グラスノーがグリシャムに逆転3ランを被弾。8回に大谷の二塁打などで1点を返し4-5と迫ったが、その裏にジャッジに2試合連続の132メートル豪快2戦連続24号を打たれ再び突き放された。
報知新聞社