【MLB】 佐々木朗希は1月16日以降に契約か ロッテへの譲渡金は最大約3億 翌年の国際FA期間に
日本時間11月21日、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッドは、ポスティングでメジャー挑戦を目指す佐々木朗希が2025年の国際FAクラスとして契約する見込みだと述べた。つまり、佐々木は1月16日まで球団と契約しない可能性が高い。 マンフレッドは「どうやら契約は新しい(国際FA契約金)プール期間に行われるようだ」とコメント。23歳になったばかりの佐々木は、MLBの25歳未満の選手の国際FA契約金プールのルールに抵触する。つまり、佐々木の契約金は、各球団の国際FA契約金プールの範囲内で利用可能な金額に制限されるということだ。 仮に佐々木が2024年の国際FA契約期限である12月16日までに契約するようであれば、その契約総額は少額となっていた。現在、2024年の国際FA契約金プールに最も金額を残している球団は、約250万ドルを残しているドジャース。次いで約214万ドルを残すオリオールズと、多くの球団が既に他の国際FAとの契約に契約金を使い果たしている状態だったためだ。 しかし、2025年の国際FA契約期間が始まる1月16日以降に契約すれば、その契約金プールはリセットされ、佐々木は最大約700万ドル規模の契約を結ぶことができるだろう。2025年の国際FA契約金プールの状況は、755万5500ドルを残す8球団(レイズ、マリナーズ、レッズ、アスレチックス、マーリンズ、ブリュワーズ、ツインズ、タイガース)、690万8600ドルを残す6球団(ダイヤモンドバックス、オリオールズ、ガーディアンズ、ロッキーズ、パイレーツ、ロイヤルズ)、626万1600ドルを残す12球団(ブレーブス、レッドソックス、カブス、ホワイトソックス、エンゼルス、メッツ、ヤンキース、フィリーズ、パドレス、レンジャーズ、ブルージェイズ、ナショナルズ)、564万6200ドルを残す2球団(アストロズ、カージナルス)、514万6200ドルを残す2球団(ドジャース、ジャイアンツ)がいる状況。国際FA契約金プールはトレードすることも可能で、佐々木のために契約金プールをトレードで獲得して蓄えることも可能だ。 仮に佐々木が契約金プール目一杯の755万5500ドルで契約した場合、古巣ロッテに入る譲渡金(ポスティング・フィー)は契約金の25%である188万8875ドル(約2億9259万円)となる。