名物ハブ隊も復活 5年ぶり市街地パレード 奄美まつりフィナーレ飾る
第61回奄美まつり(同協賛会主催)は4日、鹿児島県奄美市名瀬の中心市街地でパレードが行われた。新型コロナウイルスと昨年の台風の影響で5年ぶりに実施。支庁通りから本町通り、屋仁川通りを経てアマホームPLAZAにかけて、22団体約1200人が練り歩き、華やかなパフォーマンスで4日間のフィナーレを飾った。 パレードは2部構成。午後4時に1部の9団体がスタートした。先頭は名物の市役所ハブ隊。若手の男性職員ら約20人が、大ハブ2匹で躍動感あふれるうねりを表現した。ハブが子どもたちを巻き込みながらとぐろをつくり、水を掛けられて震える演出もあり、迫力満点の姿に周囲から歓声が上がっていた。 伊津部小さざ波バンドによる三味線・チヂン(太鼓)の演奏や、奄美大島阿波踊り奄美連の活気あふれる舞いなどが続いた。陸上自衛隊奄美駐屯地も初出演し行進を披露した。 2部は事業所や病院などの踊り連13団体が出演。唄者らによる「ほこらしゃ節」「餅もらい」「六調」に合わせて踊った。 ハブ隊のとぐろに巻かれた朝日小学校の児童は「迫力があって楽しかった。すごい」と大興奮。見物した同市名瀬の80代男性は「若い人たちのやる気があって素晴しかった」と笑顔を見せた。