冷えは万病のもと!首、手首、足首を温める「あったかアイテム」
暑い時期が長かった分、冬の寒さが身にしみる…という人も多いのではないでしょうか。電気代も気になるし、なるべくお安く、効率的に温まりたい!ということで、専門家の方に教わったポイントと合わせて、皮膚が薄い3つの首まわり(首、手首、足首)を温めるアイテムをたっぷりご紹介します! 【画像で見る】伸ばせばひじやふくらはぎまでぬくぬく!2WAY仕様の「肌シルク アームウォーマー&レッグウォーマー」 教えてくれたのは▶川嶋 朗先生 医学博士。神奈川歯科大学大学院特任教授。統合医療SDMクリニック院長。自然治癒力を重視し、近代西洋医学と補完代替医療を統合した医療を実践して成果を得る。著書も多く、近著に『60歳から体温を「0.5度」アップする健康法』(飛鳥新社)など。 ■冷えは万病のもと! あったか生活で健康を手に入れよう 「体が冷えると代謝と免疫がダブルで落ちるので、ありとあらゆる病気が現われやすくなるんです」とは、冷え研究の第一人者として知られる川嶋朗先生。 「体温が下がると血流が悪化します。すると、栄養や酸素が細胞に行き渡らなくなり、体に必要なものをつくり出す代謝機能が低下。さらに、白血球も血液によって運ばれているため、体内の異物を退治する免疫機能まで低下してしまうのです」 また、冷えは生命維持に欠かせない酵素の活性も落とすそう。 「低体温になると、がんの原因となる遺伝子の傷を治す『遺伝子修復酵素』などの働きも落ちるので、がんにかかってしまう危険度も増すのです。酵素は、深部温度が38~40℃(表面温度では約37℃)で活性が高まるので、しっかり体を温めて健康を手に入れましょう」 ■【効率よく温める】3大パーツにロック 温 !! 1.血流が多い「動脈」が通っているところ「3首」 首、手首、足首の3つの首まわりには、太い動脈が通っています。動脈は心臓から送り出された多くの血液が通るところ。ここを温めることで効率よく全身へと熱が運ばれます。 2.熱をつくり出す「筋肉」の2/3がここに集中「下半身」 大殿筋など、大きな筋肉がある下半身には、全身の筋肉の3分の2が集中。筋肉は熱をつくり出す器官でもあり、血管もたくさん通っているので効率よく体を温めることができます。 3.腸などの「臓器」が多い代謝の中心部「お腹」 お腹は、代謝の中心的な役割を果たす臓器があるところ。さらに、腸には免疫細胞の6~7割が集まっているので、しっかり温めることで効率よく代謝や免疫力を底上げします。 ■【ロック温!】3首を温める!! 首、手首、足首の3つの首まわりは、皮膚が薄く、冷たい外気の影響を受けやすいところ。外気に直接触れさせないアイテムを選びましょう。 ■外側は綿、内側はシルク。天然素材の快適でやさしい暖かさ 親指を通す指穴つき 肌に触れる側にシルクを使用。シルクの保温性と放湿性で蒸れにくく、快適に温めます。ピンクMIXなど全3色。肌シルク アームウォーマー&レッグウォーマー 内絹外綿 各¥1,210/ヒオリエ 【SELECT POINT】 手首と足首、どちらにも使える2WAY仕様なのがうれしい! 伸ばせばひじやふくらはぎまでぬくぬく。 ■コットン素材だから気軽に使えてお手入れもラク! デコルテもカバー 上質なオーガニックコットンを使っているので、やわらかくてやさしい肌触り。秋冬は防寒、春夏はUV対策に。CHARM オーガニックコットン タートル ネックウォーマー ¥2,640/カジュアルボックス 【SELECT POINT】 スポッとかぶれば、手軽にタートルネック風に。防寒対策をしながら、重ね着コーデも楽しめそう♪ ■巻くだけで心地よい暖かさが手首に伝わる 温熱シートをセットしたホルダーに手を通して固定するだけ。手首まわりをぽかぽかと温め、その暖かさは6時間続きます。桐灰 巻きポカ 手首用専用ホルダー2個入+専用温熱シート4個入¥858/小林製薬 【SELECT POINT】 ホルダーは手首に固定できるので、仕事や家事の作業のジャマにならず、手首まわりがぽかぽかになります。 ■特殊保温と発熱素材でまるでこたつのような暖かさ 特殊保温素材に加え、特に冷えを呼び込みやすい足首には発熱素材を使用。まるでこたつに入っているような暖かさの足首ウォーマー。靴下サプリ まるでこたつ足首ウォーマー ¥1,650/靴下の岡本 ■寝つきにくい人は、寝る前に首を温めてみて 人は、手足から熱を放出して体温を下げることでスムーズな眠りにつけます。「実は、首の後ろ側を温めると、体内の熱が手足へと流れやすくなるのです。不眠で悩んでいる人は、寝る前に首を温めてみるのもおすすめですよ」(川嶋先生) * * * 仕事中、デスクの冷たさがマウスを持つ手首に伝わって、室温の割に寒く感じるので、まずは手首を温めて、体を冷やさないようにしたい!と思いました。 撮影/木村文平 イラスト/ネコポンギポンギ 編集協力/オフィス・エール 文=徳永陽子