辰巳天井・タリフマン・実質賃金・スキマバイト…「日本経済2025」の“芯”に刺さる最重要ワードは?
2025年の賃上げはどうなる?
━━日本国内では物価高で苦しんだ1年だった。2025年の見通しは? 「去年や一昨年よりもかなり減ると言われているものの値上げ品目は2025年も出てくるし、米などは高止まりしたままだ。その背景には原材料高や人件費の高騰と物価高がある」 ━━2025年も物価高・人手不足はキーワードなのか? 「その通りだ。物価高はそう簡単には解消されず、日本は人口減少社会に入っているため人手が足りない状況は続くだろう」 ━━「賃上げ」は2025年もカギになるのか? 「春闘での賃上げはやはり非常に重要だ。やはり賃金が上がらなければ人々は積極的に物を買わず、どうしても節約志向が強くなってしまう。去年はベア平均が3.6%上がったがこの賃上げを2025年も持続できるか、中小企業にも広がるかに注目だ。政府がよく言う『物価と賃金の好循環』は“実質賃金”が上がる、つまり賃金アップが物価高を上回ってこそのものだ。2024年は夏場の一時期に少しだけ実質賃金が上がったが今年はどこまで実現できるかがポイントだ」 ━━他にも2025年に注目の経済ワードはあるか? 「物価高と人手不足の両方に関係する『スキマバイト』だ。2024年もかなり広まったが、履歴書もない、面接も必要ない、自分の空いてる時間に1時間単位で仕事ができてお金が稼げるというもので、物価高で人々の生活がかなり厳しい中、とにかく空いた時間に1000円でも2000円でも稼ぎたいという働き手の人たちから応募が多かった。スキマバイトの層は学生に限らず、主婦やサラリーマン、あるいはシニアなど非常に裾野が広い。これは人手不足が深刻化する物流・飲食・小売などの業界では特にニーズが高くなるだろう」 (ABEMA NEWS)
ABEMA TIMES編集部