えぐい稼ぎ…。欧州日本人、高額年俸ランキング14位。1億超えも得点なし…。アクシデントに苦しむ快速FW
かつて、日本人選手の海外挑戦はそれ自体がある種のステータスとなっていた節もあった。だが、時代が移り変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価を得られず、「どれほどの活躍ができているか」が最も重視されるようになっている。そこで今回は、評価基準の一つとして、欧州日本人選手の最新年俸をランキング形式で紹介する。※推定年俸は『Capology』を、成績は『transfermarkt』を参照。欧州5大リーグ所属選手が対象
14位:浅野拓磨(あさの・たくま) 生年月日:1994年11月10日 所属クラブ:マジョルカ(スペイン) 推定年俸:84万ユーロ(約1.3億円) 24/25リーグ戦成績:6試合0得点0アシスト 欧州日本人選手の最新年俸ランキングで14位にランクインしたのは、推定年俸84万ユーロ(約1.3億円)を受け取っているとされる浅野拓磨だ。 今夏、長らくドイツでプレーしてきた浅野に大きな変化が訪れた。スペイン・バレアレス諸島を本拠地とするマジョルカに完全移籍で加入したのだ。 30代を目前に控えたタイミングで、慣れ親しんだ環境を離れるという決断は決して簡単なものではなかったはずだが、浅野はあえてスペイン初挑戦という道を選んだ。 2024/25シーズンが開幕して間もなく3カ月が経とうとしているが、ここまで浅野にとっては難しい時間が続いている。ラ・リーガ(スペイン1部リーグ)では開幕後6試合連続出場を果たしたものの、9月下旬頃からは筋肉系のトラブルに悩まされるようになり、欠場が続いている。 現地時間10月24日、スペイン紙『マルカ』は「ハムストリングの筋肉損傷が再発し、まだ数週間の回復期間が必要となった」と浅野の再負傷を報道。リーグ戦で8位と悪くない位置につけるマジョルカにおいて「唯一悪いニュースの主役となっている」と伝えた。 瞬間的な加速が最大の武器であるだけに、ここで無理をすれば慢性的な負傷状態に陥る危険性がある。移籍初年度で少しでも早く結果を残したいという気持ちもあるだろうが、浅野には怪我の回復に専念してもらいたいところだ。 『マルカ』は快足FWの復帰目途を「11月初め」と報じているが、現実的な復帰ラインは11月のインターナショナルウィーク明けあたりとなりそうだ。マジョルカのファンやクラブ関係者は、浅野の新天地初ゴールとセレブレーションの「ジャガーポーズ」を待ちわびている。
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