【証言・北方領土】歯舞群島 水晶島・元島民 柏原榮さん(3)
ただ、その周りのですね、そう強くはないんですね、2島返還っていう、閣僚たちが、もうそういうこと、手の裏をもう報道機関を通じてボンボンボンボン話してるでしょ。だから、報道の、何というかな、過剰っていうかな、そういうことで、島民も含めて、国益として、何か、そっちのほうに世論がさ、だんだんだんだん半分近くなっていくっちゅうかね、そういう数字が出てるっていう、これは非常に私は残念なことですけれども、しかし、外交は外交として、そういう思いを、先ほど話した思いを、時間はかかるでしょう、もう、向こうも時間はかかる。 領土問題なんちゅうのは、仮に話し合ったとしても、半世紀近くはかかる、40年以上だと、こう言っているわけでしょ、でも、そこはね。だけども、そういうことに惑わされることなく、うまく取引っちゅうかな、外交進めてほしい。そういう気持ちが実現できるような外交を、国益を中心にしながらやってほしいという願いです。 ※「証言」の中には、現在では適切ではないとされる表現が含まれている場合がありますが、修正などはせずにそのままにしてあります。