香川県のボランティア大賞に2団体と1個人 母親支援を通した子育て応援活動など
心温まるような活動や企業が行うボランティア活動を表彰する香川県のボランティア大賞が決まりました。
ボランティア大賞は、2001年6月に創設され、今回が24回目です。一般部門に5つの活動、企業部門に2つの活動への推薦があり、今回合わせて3つが選ばれました。 一般部門には、核家族が多い地域での母親支援を通じて子育て応援活動を行うボランティア「モコモコ」と、高齢者福祉施設での音楽を通じた慰問活動に取り組む溝渕左依子さんが選ばれました。 モコモコは、香川県宇多津町で県外からの転入や共働きなどで孤立しがちな母親をサポートし、子育てしやすい環境を作る活動を行うボランティア団体です。母親同士が交流できるイベントや子供向けの読書会などを行っています。 約20年という長期間活動し、移住者が多い宇多津町でサポート活動を行ってきた点などが評価されました。 溝渕左依子さんは、ピアノ講師をしながら、高齢者施設などで毎月音楽レクリエーションを開いています。新型コロナ禍でもオンラインを活用して慰問活動を継続したほか、施設職員への演奏指導も行い、共演するなど活動の幅を広げています。 長期間コツコツと丁寧に取り組みを継続し、地域福祉の向上に貢献してきた点が評価されました。 企業部門には、YKK AP四国製造所が選ばれました。 YKK AP四国製造所は、公園や道路、海などでの清掃活動や公園花壇への植栽などを行っています。また、自治体が行う清掃活動などにも参加しています。 約28年間活動を継続する姿勢や、本業とは異なる多様な活動内容で地域に貢献している点などが評価されました。
KSB瀬戸内海放送