大谷翔平 貫禄の一発も怪物新人を称賛「素晴らしい球を投げていた」第5打席の右飛を悔やむ
「パイレーツ10-6ドジャース」(5日、ピッツバーグ) ドジャース・大谷翔平選手が、2番・DHで出場。パイレーツの怪物ルーキー、スキーンズ(22)から15号2ラン、右前打を放ち、5試合ぶりにマルチ安打をマークした。試合は敗れ、大谷は5打数2安打2打点2三振だった。 【写真】大谷に衝撃弾浴びた怪物ルーキー 体操選手の美人彼女抱き寄せ2ショ、ヒゲが渋い 衝撃の一発は第2打席だった。7点を追う三回2死一塁、フルカウントからの6球目。161キロを振り抜くと、打った瞬間に大谷は確信する中越えへの2ラン。打たれたスキーンズも確信したようで、表情をゆがめて視線を落とした。パワー対パワーの対決を制し、バックスクリーンへ時速170キロの豪快弾となった。 第3打席は1-1から157キロを仕留め、右前打。序盤は苦戦していたスキーンズの速球を苦にすることなく対応した。 大谷は米メディアの取材に対応。スキーンズ攻略の一発について、「素晴らしいボールでしたし、最初の打席なんかもあまりいいスイングだったとは言えなかったので。それを打てたのは良かった。各打席、素晴らしいボールを投げていたので」と振り返った。 第1打席は3球全て160キロ超えの直球で空振り三振に倒れた。「特にびっくりはしなかった」と言う通り、第2打席で対応。「スピードよりもアングルだったり、リリースポイントだったりが特徴的なのかなと思ったので、それを頭に入れて次の打席を描いていました」とうなずいた。 チームとしても攻撃陣は6得点。ただ、大谷は「いいアプローチはできたが、最後自分の打席でホームランになってたら1点差になった。少しかみ合わなかった」と、第5打席(八回2死二、三塁)での右飛を悔やんだ。 スキーンズは5回を投げ、8安打3失点8奪三振。5月からデビューし、5試合目の先発で3勝目を挙げた。 怪物ルーキーはエンゼルスの本拠地から車で約30分のフラートン出身。現地実況はエンゼルス時代の大谷がメジャー初登板した18年4月18日の試合もスタンドで観戦したことが紹介されるなど、注目の対決だった。