【有馬記念】徐々にポジションアップの前走内容を評価 東大HCの本命はアーバンシック
3連勝へ順風満帆
◎アーバンシック 3歳春は4角10番手以降から届かない競馬が続いたが、秋にC.ルメール騎手に乗り替わってから2連勝と激変した。 菊花賞は道中で隊列の入れ替わりが激しくなり、前に行った馬が全滅するレース展開だったが、コーナー通過順8-8-5-3と中団から徐々に位置を上げる百点満点の競馬で勝利した。 鞍上C.ルメール騎手は前述のように有馬記念でのポジション意識が非常に高い。内枠を生かして先行できれば崩れることは考えづらい。勝利に最も近い存在だ。 ◯ダノンデサイル 今年のダービー馬。ダービーはインを突いて先頭に立つと、皐月賞馬ジャスティンミラノらを突き放しての勝利。3枠5番を生かした勝利だったがインパクト十分だった。 菊花賞はコーナー通過順8-9-14-15。前述のように入れ替わりが激しいなかでポジションが下がり、4角で外に出して追い込むも6着。ただ上がり3F2位で格好はつけた。 菊花賞から巻き返した例は14年トゥザワールド(菊花賞16着→有馬記念2着)がいる。中山では京成杯でアーバンシックに土をつけている。同馬より人気を落とすのであれば狙いたい。 ▲ジャスティンパレス 「前走差し競馬も先行できる可能性のある馬」としてこの馬を挙げる。昨年は1番人気4着。内容は後方から差し届かずという競馬だった。 今年はドバイSC、宝塚記念と4角時点である程度前につけた。今秋は後方からとなっているが、今回は両隣がシュトルーヴェ、プログノーシスとどちらも追込馬。うまく先行できる可能性は十分ある。 鞍上の坂井瑠星騎手はジャパンCでシンエンペラーに騎乗して逃げを選択。一度控えるも2着に差し返した。前走同様に前々で運ぶことに期待して狙う。 以下ベラジオオペラまで印を回す。馬券は◎軸の馬連で勝負する。 ▽有馬記念予想▽ ◎アーバンシック ◯ダノンデサイル ▲ジャスティンパレス △ベラジオオペラ 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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