【訃報】前島根県知事 溝口善兵衛さん死去 益田市出身で2007年から3期 県財政の健全化や石見銀山遺跡の世界遺産登録による観光振興などに功績
前島根県知事の溝口善兵衛さんが、20日午前11時20分、老衰のため、亡くなっていたことが分かりました。78歳でした。 【写真を見る】【訃報】前島根県知事 溝口善兵衛さん死去 益田市出身で2007年から3期 県財政の健全化や石見銀山遺跡の世界遺産登録による観光振興などに功績 島根県益田市出身の溝口さんは1968年、東京大学経済学部を卒業後、大蔵省に入省。大臣官房長、国際局長や財務官などを務めた後、2007年に島根県知事に初当選。2019年の退任まで3期、島根県知事を務めました。 溝口さんは2017年に食道がんにり患したことを公表、翌2018年の2月議会をほぼ欠席するなどもあり、健康問題や年齢を理由に2019年、島根県知事を引退しました。 県財政の健全化や石見銀山遺跡の世界遺産登録による観光振興などの功績を残しました。 葬儀は、親族のみで執り行われる予定とのことです。 島根県 丸山達也知事コメント 「突然の訃報に接し、ただただ驚いております。溝口前知事におかれましては、島根県知事として3期12年の長きにわたり、『住みやすく 活力ある 地方の先進県 しまね』を目指し、島根県勢の発展のためにご尽力されました。この間、基金の確保や県債残高の縮減などの県財政健全化、石見銀山遺跡の世界遺産登録や出雲大社の大遷宮を契機とした『ご縁の国しまね』の発信・定着、島根県総合戦略に基づく地方創生・人口減少対策に、取り組まれました。溝口前知事様の長年にわたる多大なご尽力とご功績に、深甚なる敬意と感謝の意を表しますとともに、謹んで哀悼の意を表します。」
山陰放送