大岩陵平(左)に強烈なエルボーを放つ辻陽太

　新日本プロレス8日の富士大会で、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン（LIJ）」の辻陽太（31）がNJPW　WORLD認定TV王座（現王者はジェフ・コブ）取りへ怪気炎をあげた。 　辻は14日両国大会でもう一人の挑戦者・成田蓮とともに3WAY戦でコブに挑む。しかし、今シリーズは成田が欠場中で、この日の大会にはコブも不出場。IWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也とNEVER無差別級王者・鷹木信悟とのトリオでザック・セイバーJr.＆大岩陵平＆ハートリー・ジャクソンと対戦した。 　両国決戦では内藤がザックとV2戦、鷹木が大岩とV1戦をそれぞれ控えている。ダブル前哨戦の中でも存在感を発揮した辻は、鷹木との合体技パンピングブラスター（辻のスピアーと鷹木の首折り弾）でジャクソンから3カウントを奪取。試合後のリングで「俺たちはそれぞれ両国で王座戦を控えている。鷹木さん、内藤さんはすでに（ベルトを）持っているが、俺はTV王座をもらう」と3人でのシングル王者揃い踏みを予告すると「覚悟はいいか！　両国で勝つのは俺たちだ」と締めくくった。 「成田に続き、コブちゃんも休みか？　何だお前ら、やる気ねえのか？　ちゃんと顔出してくれよ。俺はいつでも、このリングで常に戦ってるぜ」と対戦相手2人を挑発した辻。乱戦必死の15分間バトルを制するのは、果たして誰になるのか――。